エイプリルフール2019

年刊 少年メフテル 4/1号

私立!!芽流素斗学園 巻頭カラー

「漢とは!」
「漢(おとこ)とは、それ即ち!人の憧れ!生命の到達点である!」
「そしてこのメフテルハーネにおいて唯一、漢を鍛える学園が存在する!」
「その学園の名は……!」

エルピス「私立芽流素斗学園!」
エルピス「もひとつおまけにソイヤッ!」
メルク「今のエルピスの声なのです!?」
エルピス「そうだよ、私だよ。声がないことをいいことにやりたい放題できるよ。」
エルピス「ゆくゆくはこの声で、吹替なんかもデビューしちゃったりね……。」
エルピス「ソイヤッ!」
メルク「か、叶うといいのですよ……。」
メルク「それよりもエルピス、見るのです!ここがあの私立芽流素斗学園なのですよ!」
エルピス「みなさんご存じ的な!」
メルク「なのです!そしてユウさんはここに通うと言い残して、姿をくらませてしまったのですよ……。」
エルピス「思えば、あの演説がきっかけだった……。ほわほわほわわ~ん。」


「私立芽流素斗学園のここがすごい!」
「ユニット数1000人以上!」
「メフテルハーネ中にひとつだけのキャンパス!」
「創立5周年!」
「芽流素斗魂!」
ユウ「芽流素斗魂!」

エルピス「ユウはあれっきり……。」
メルク「いったい何だったのですよ、あの演説は……。」
メルク「ともかく、ついに場所を突き止めたのです!この学園の制服も着て、変装もバッチリなのですよ!」
エルピス「似合ってるよ、メルク。」
メルク「エルピスこそ、特に袖がキュートなのです。」
エルピス「へへ。」
メルク「それじゃあ行くのですよ、エルピス!私たちでユウさんを奪還するのです!」
エルピス「ソイヤ。」
「そこのお嬢ちゃん、ちょっと待ちな!」
エルピス「速攻でバレたよ、メルク!」
メルク「ま、まだ大丈夫なのです!この学園の生徒っぽい空気を出すのですよ!こう……、漢らしい感じで!」
エルピス「おらぁ!おらおらぁ!」
メルク「やんのかぁ!やんのかなのですよぉ!」
「下手な芝居はよすんだ、お嬢ちゃん!」
エルピス「ダメだったね……。」
メルク「まぁ、何となくわかってたのです。なんなのです、漢らしいって。」
メルク(でも、これはチャンスなのですよ!きっとあの人はこの学園の関係者!)
メルク(ユウさんのことを知っているかもしれないのです!)
エルピス(肉を切らせてカツを待つ、ってやつだね)
メルク(それはただのトンカツを注文した人なのですよ!とにかく、ポジティブに行くのです!)
メルク「ちょうどよかったのですよ!ちょっとお聞きしたいこと……、」
メルク「がっ!?」
「なんだってんだ、ひとの顔をジロジロと見やがって!失礼だって……、」
?(バルトロメイ)「お母さんに教わんなかったのかァ!?」
エルピス「濃ッ!」
メルク「めっちゃ濃いのですよ!?」
?(バルトロメイ)「恋!?」
?(バルトロメイ)「いけねェな、お嬢ちゃん。ここは漢が集う芽流素斗学園。色恋沙汰は御法度よ!」
?(バルトロメイ)「それとも、禁断の恋がお好みかい!?」
エルピス「キャラもそこそこ濃いよ!」
メルク「な、なんだか、知ってるような知らないような人なのですよ……。」
?(バルトロメイ)「フフフ、どこかで出会ったような気がするって?オレたち、運命の相手かなって?」
メルク「あ、違うのです、知らないのです。ここまではなしの通じない人に覚えはないのです。」
?(バルトロメイ)「そんな疑問に答えるために、オレは名乗りを上げよう!漢らしく!」
?(バルトロメイ)「オレは壱年梅組所属ーっ!」
原登呂 明(バルトロメイ)「原登呂 明(ばるとろ めい)!」
原登呂 明「特技は!幼馴染に女の子の好感度を教えてあげることォ!」
エルピス「……へぇ。」
原登呂 明「フフフ、オレのことをもっと知りたいって顔をしてるじゃねェか。」
エルピス「まじかよ。」
原登呂 明「恋愛は御禁制だが、女を泣かしたとあっちゃあ漢がすたる!ええい、仕方ねェ!ここはひとまず……、」
原登呂 明「サ店に行くぜ!(ドン☆)」
メルク「ナンパされてるのです、これ?」
エルピス「ナウいな―。」
原登呂 明「どうした、ぼーぜんとしちまって!ハハァ、心配はいらねェさ。俺はこう見えても恋愛では純情派で……、」
「喝ッ!」
原登呂 明「この声はーっ!?」
メルク「もーう!今度はなんなのですー!」
原登呂 明「ま、まずいぞ!芽流素斗学園四天王に見つかっちまった!」
メルク「四天王?」
「覇ッ!」
「芽流素斗学園四天王が一人!人間計算機(コンピュータ)の羅日絵 血琉(らびえ ちる)!」
羅日絵 血琉(ラヴィエチル)「九九八十八!」
「芽流素斗学園四天王が一人!最高銃(サイコガン)の電掘 夢生(でんほる むう)!」
電掘 夢生(デンホルム)
「自慢じゃないがおれは1クエストを5秒フラットで走れるんだぜ!」
「芽流素斗学園四天王が一人!誇り高き紳士(おとこ)の美憂 俊(みゆう すぐる)!」
美憂 俊(ミュスクル)「紳士は勇気を持って戦わなくてはならない時がある!」
「芽流素斗学園四天王が一人!将星の海 座亜(かい ざあ)!」
海 座亜(カイザー)「わが剣にあるのはただ制圧前進のみ!」
「芽流素斗学園四天王が一人!転校生の馬四郎(ばしろう)くん!」
馬四郎くん「This is a pen.」
羅日絵 血琉「我ら!」
電掘 夢生「芽流素斗学園!」
美憂 俊「四天!」
海 座亜「王!」
馬四郎くん「…!」
エルピス「5人いない?」
原登呂 明「細かいことを気にしていると、立派な漢にはなれないぞ!」
羅日絵 血琉「原登呂ォ!女にうつつを抜かすとは、どういう了見だッ!」
原登呂 明「す、すみません、センパイ!久しぶりの女の子で、つい浮かれてしまって……!」
海 座亜「漢たる者、異姓の前でも浮かれるべからず!」
原登呂 明「ひいっ!」
美憂 俊「これは更なる鍛錬が必要なようですね……。」
電掘 夢生「おまえは芽流素斗学園名物!」
海 座亜、羅日絵 血琉、美憂 俊「油風呂!」
電掘 夢生「……で、漢を磨きなおせ!」
メルク「あ、油風呂なのです!?」
エルピス「知っているの、メルク!?」
メルク「油風呂……。それは熱々ジュワジュワに熱された油で満たされているお風呂……、」
メルク「から油を取り除き、ピカピカに掃除するというおよそ1000年前から行われていると言われたり、言われてみれば言われてなかったりする過酷な労働!」
メルク「少数民族の賢者、亜武羅仙人が考案した説が支配的であると私の愛読する『入浴こそ人生』に書いてあったのです。」
エルピス「あの幸元(はぴえれ)書房から出ている『入浴こそ人生』に……!?」
通りすがりの識者(ユージア)「訴訟も辞さない。」
原登呂 明「あ、油風呂だけは勘弁してください!」
羅日絵 血琉「問答無用!連れていけーい!」「ア、アイルビーバァーック!」
馬四郎くん「No. I’ll be back.」
エルピス「思った以上にすごいところだ……。」
メルク「は、早くユウさんを見つけて、脱出するのですよ!」
海 座亜「ユウ?今、ユウって言ったのか、お前!」
メルク「みゅ!お、お知り合いなのです?」
美憂 俊「もちろんですとも。我々と彼はまさに好敵手(らいばる)と呼びあう存在なのですから。」
メルク「ラ、ライバル?ユウさんと、あなたたちが……?」
エルピス「……料理のかな?」
羅日絵 血琉「バカを言っちゃあいけないなァ?俺たちは漢らしさを競いあう好敵手だ!」
電掘 夢生「あいつ、転校してきて間もないってのに、なかなかやりやがるぜーーっ!」
メルク「ど、どうなっているのです?ユウさんが、こんなマッスルというか、濃い人たちにライバルと認められるなんて!」
エルピス「はっ!見て、メルクーーっ!」
メルク「う、伝染ってるのですよ!って、あれは……!」
海 座亜「おお、噂をすればきやがったな。見な、あれこそがユウ。この学園始まって以来の……、」
海 座亜「漢だッ!」
エルピス、メルク「だ……、」
エルピス、メルク「誰だぁーッ!?」
羅日絵 血琉「オイオイ、どっから見てもユウだろ。」
メルク「どの角度から見たらそんな感想が出るのです!?面影がティンクルシードひとつ分も残っていないのです!」
メルク「いや、面影というかそもそもタッチ!タァーッチ!」
エルピス「ここにタッ……!」
馬四郎くん「それ以上はいけない。」
メルク「私たちと雰囲気というか、絵のタッチが明らかに違うのですよ!使われている色も明らかに少ないのです!」
電掘 夢生「漢を極めるとああなるんだよ。」
美憂 俊「フフッ、いつ見ても見事なものですね。」
メルク「みゅ、みゅおぉおお!?」
エルピス「お、落ち着いて、メルク。見た目に関してはもう言い逃れできないレベルで別の人だけど、中身はわからないよ。」
メルク「そ、そうなのです!姿はどうあれ、ユウさんはユウさんで……!」
ユウ「む。お前たちはーーっ!」
メルク「あ、『む』とか言ったのです。中身も大分違うのですよ、これ。」
ユウ「メルク!エルピス!」
エルピス「くわっ、って出てるよ。くわっ、って。」
メルク「一体どうしてしまったのですよ。何がどうあって、どういう理屈とシステムで、なんというか……そういう感じになってしまったのです!?」
ユウ「許せ、メルク。己(オレ)にはこの道しかなかったのだ。」
ユウ「自分……、不器用なもんで。」
メルク「不器用って。」
ユウ「己はずっと考えていた。5周年というキリの良い年を迎えたにあたり、己にも何らかの変化、進化が必要ではないかと。」
エルピス「初期のようなメタ具合だね。」
ユウ「そして気づいたのだ。この己に足りないもの、憧れ続けた筋肉!何事にも動じない精神力!そしてキャラの濃さ!」
ユウ「すなわち漢気であるとっ!」
メルク「ふぅーん。」
エルピス(どんな時でも真剣に話を聞くメルクが、こんなにも興味なさげな返事をーーっ!)
電掘 夢生(まさに戦慄っ!恐怖が走るぜーーっ!)
羅日絵 血琉(ゾッとする、あの女の目ーーっ!)
エルピス(人のモノローグに割り込んでこないでーーっ!)
電掘 夢生、羅日絵 血琉(ごめんーーっっ!)
エルピス(いいよーーっっっ!)
ユウ「考えたことはないか、メルク。もし己にもっと漢気があれば、あらゆるシーンがもっと楽ではなかったかとッ!」
メルク「これっぽっちも考えたことはないのです。」
ユウ「だから己は自分を鍛えることにしたのだ。肉体だけではなく、精神をも!この私立芽流素斗学園でーーっ!」
ユウ「こうして己は5周年に相応しい心濃体を手に入れた……。すなわち、完璧な漢気を!バランスの取れた漢気を!」
メルク「多分、濃がふちぎれてると思うのですよ?」
ユウ「……自分、不器用なもんで。」
メルク「それを言えば許されると思ってないのです?」
ユウ「ともあれ、これで己はよりレベルアップした。メインストーリーもバンバン解放できるし、降臨やギルドバトルでも獅子奮迅の活躍ができるはず。」
ユウ「そして……己自身の手で、お前たちを守ってやることができるのだ。」
メルク「みゅ……。」
メルク(……ああ、私は間違えていたのです)
メルク(姿も話し方も絵のタッチも、あともうユウさんを構成するほとんどが、こんな感じになってしまっても……)
メルク(その中にある優しさは、少しも変わっていないのです。なら、ユウさんはユウさんなのですよ)
エルピス(その心は?)
メルク(ユウさんが満足なら、なんかもうこれでいいのです)
メルク「ともかく、無事でいてくれて何よりなのです。漢気アップももう十分なのですよ?さ、みんなで帰るのです。」
ユウ「……すまぬ、メルク。己はまだ、帰ることができない。」
メルク「みゅ?」
ユウ「越えねばならん、強敵(とも)がいるのだ。」
美憂 俊「ーーっ!来ましたよ!」
松グィー(ピングィ)「ザッケンナキュイ!」
ラビュ沢(ラビューン)「スッゾコラキャウ!」
ニグレット先輩(ニグレット)「ガーフフフフ!ドクサレガフフフ!」
メルク、エルピス「コワイ!」
羅日絵 血琉「下がりな、嬢ちゃんたち!あいつらは隣の隣の家の、はす向かいに出来た中華料理屋の裏にある雑貨店の店長の幼馴染が校長をしている……、」
羅日絵 血琉「文星(もんすたー)塾の生徒だ!」
メルク「文星塾!?」
海 座亜「俺たちは文星塾と抗争中でな……。あいつらは俺たちを潰すためにやってきた、文星塾からの刺客ってやつだ!」
電掘 夢生「喧嘩無敗のラビュ沢に、暴れ鳥の松グィー、さらにニグレット先輩まで出してきやがるとはな。連中、今回は本気らしいぜ!」
美憂 俊「フフッ、望むところです!今日こそ決着をつけてやりましょう!」
ユウ「待ってくれ、みんな!ここは己にやらせてほしいーーっ!」
海 座亜、電掘 夢生「ユウーーっ!」
ユウ「……ツレに見せてやりてぇのさ、己がどれだけ漢をあげたかってことをな。」
口居 輝(クチーテル)「素敵っ、ユウくん……!」
エルピス「誰だいまの。」
ニグレット先輩「ガフフフフフ!」
美憂 俊「来ましたよ!」
ユウ「かかってきやがれッ!己の漢気癒術で癒してやるぞオラァ!」

(戦闘)

ユウ「うーお!」
ユウ「うーお……!」
「ぅーぉ……。」
馬四郎くん「ケェイ、オォウ(ネイティブ)。」
メルク「ユウさぁん!?」
ユウ「す、すまねぇ、しくじっちまった……。自分、不器用なもんで……。」
メルク「いや、そりゃそうなるのですよ!やってることが普段と変わらないのです!」
エルピス「その筋肉はいったい何の意味があったの?」
ユウ「エルピス……。真の漢っていうのはな、力で自分を示さねェ。」
ユウ「立ち姿だけで、語っちまうのさ。」
エルピス「私たちにはユウが相変わらず貧弱ってことしか伝わらなかったけどそれでいいの?」
羅日絵 血琉「しっかりしな、ユウ!連中、このまま攻め込んできやがるぜ!」
ユウ「クッ!万事休すか……!すまねぇ、己に漢気が足りないばっかりに!」
「諦めるにはまだ早いぞ!」
ユウ「ハッ、この声は!」
電掘 夢生、ユウ、美憂 俊「こ、校長!」
「そう、儂こそがこの学園の校長……、」
エル島 平八(エルダー)「エル島平八である!」
エルピス「増えた。」
メルク「もう好きにしたらいいのです。」
ユウ「教えてくれ、校長!俺はいったいどうすればいい!」
ユウ「どうすれば、己はみんなを守れるッ!」
エル島 平八「……よいか、ユウ。100回の出撃で勝てない相手だからといって、1体のユニットの力に頼ってはならん。」
エル島 平八「1000のユニットを出撃させよ!」
ユウ「--っ!」
エルピス「システム上無理だよ。」
メルク「元も子もないことを!」
ユウ「……そうか、己は何を勘違いしていたのだ。」
ユウ「いくら己を鍛えようとも、所詮1は1。万物を覆すほどの力にはならぬ。」
ユウ「強大な力を打ち負かすには、強大な1達の団結!すなわち、仲間との連携が不可欠ッ!」
ユウ「四天王よ、力を貸してくれ!己たち6人が力を合わせればその力は6倍……、いや、1000憶倍になるはずだ!」
電掘 夢生、羅日絵 血琉、美憂 俊「1000憶倍ーーっ!」
エルピス「……。」
メルク(ついにエルピスさえツッコミを放棄したのです……)
エル島 平八「行け、芽流素斗学園の漢たちよ!貴様らの漢気を強敵(とも)に示すのだッ!」
電掘 夢生、ユウ、美憂 俊「応ッ!」

(戦闘)

ニグレット先輩「ガ、ガフフ……!」
羅日絵 血琉「今だぜ、ユウ!」
ユウ「応ッ!」
ユウ(思い出すぜ。お前達、強敵(とも)との熱い日々を……!)

羅日絵 血琉「あ、あとは頼んだぞ、ユウ……!」
ユウ「ら、羅日絵ーーっ!」
美憂 俊「自分の身を犠牲にして、谷底にーーっ!」
羅日絵 血琉「なんという漢ーーっ!」

電掘 夢生「おまえ達には……、おまえ達には負けねェー!」
海 座亜「それは……俺も同じだぁー!」
電掘 夢生、ユウ、海 座亜「うぉおおおおお!」
口居 輝「やめて!私のために争わないでー!」
電掘 夢生、ユウ、海 座亜(誰だろう、この子は……)

馬四郎くん「I like apples.」
ユウ「Yeah. Me too.」

ユウ「まさかお前と戦う日がこようとはな……。」
メルク「これもまた運命(さだめ)なのです。」
エルピス「天も震えておるわ……。」
「いや、巻き込まないでほしいのですよ!?」
「私はどういうポジションなの?」


ユウ(……今なら放てる!歴史の闇に葬られた漢気癒術の奥義を!)
ユウ「喰らうがいい!これこそが己達の友情の力!」
ユウ「素護威癒術だァー!」
ニグレット先輩「ガフー!(汗くせぇー!)」
ユウ「……終わった。」
ニグレット先輩「が、がふ……。」
エル島 平八「見事であった、ユウよ。まさにうぬこそが、伝説の漢気癒術士。」
エル島 平八「最早、この学園で教えることは何も無い。卒業を認めようーーっ!」
ユウ「校長!」
メルク「やったのですよ、ユウさん!ユウさんの頑張りが認められたのです!よくわからないけど!」
エルピス「すごい活躍だったよ、よくわからないけど。」
ユウ「ありがとう……。」
ユウ「だが、まだダメだ。」
メルク「みゅ?」
ユウ「今回のことでよく分かった。己はまだ未熟な漢。真の漢とは呼べまい。」
ユウ「だから己は……旅に出る!己を見つめなおし、真の漢となるために!」
エル島 平八「よくぞーーっ!」
ユウ「……今まで世話になりました。この御恩、忘れません!」
ユウ「みんなも……元気でな!」
ユウ「いずれまた、漢の高みで拳を交えよう!」
電掘 夢生、海 座亜、美憂 俊「ユウーーっ!」
ユウ「……じゃあ、行ってくるぜ。」
羅日絵 血琉「ユウ!」
電掘 夢生「ユウ!」
美憂 俊「ユウ!」
原登呂 明「油が熱い!」
海 座亜「ユウ!」
馬四郎くん「I do not speak English.」
エル島 平八「漢が涙を流すのは、別れの時だけ……。」
エル島 平八「故に今だけは許そう!泣け、漢たちよ!荒野に去る、強敵(とも)との別れに!」
馬四郎くん、羅日絵 血琉、海 座亜「ユウーッ!」
ニグレット先輩「がふふぅー!」
エルピス「いい話だなー。」
メルク「みんなの間には、確かな友情があったのですね!(ヤケクソ)」
エルピス「……ところで、ユウ行っちゃったけど、いいのかな?」
メルク「……みゅ。」
メルク「みゅ~!?」

「ま、待ってほしいのです、ユウさん!あなたはすでに旅に……って、遠!?いつの間にそこまで移動したのですよ!?」
「まずいよ、メルク。終わりっぽいテーマソングが流れてきた!」
「みゅ、みゅわー!待つのです!ストップなのです!ユウさん、カムバックなのでーす!」


「あ、終わった。」
「終わるななのでぇえええす!」

タイトルとURLをコピーしました