第2話:共闘

?(ニール)「エストレシア大佐!リベルディ海賊団と思わしき船が海上でモンスターと交戦中。」
?(ニール)「モンスターは潮の流れにのってやってきた、癒されていない群れのようです!」
エストレシア「ご苦労、ニール上等兵。これより、リベルディ海賊団のもとへ急行する。」
ニール「はっ!」
エストレシア「……、」
エストレシア「敬礼して書類を落とすやつがいるか、馬鹿者。」
ニール「も、申し訳ありません~!」

ヨー「命拾いしたぜ~!癒術士の坊ちゃん、あんたたちは俺の恩人だ!ありがとな!」
ユウ「えっ、あ、はい……。」
メルク「でも、まだ癒されてないモンスターは船にたくさん残っているはずなのですよ!」
ユウ「そうだな。あっちこっちで戦ってる音が聞こえるし……。癒しに行くしかないか……。」
ヨー「……!」
ヨー「それなら俺が案内する。全部コトが済んだら、あんたたちのことは俺が船長に頼んでみるぜ!」
ユウ「……ありがとう。」
ヨー「なに、お礼をいうのは俺の方だぜ、坊ちゃん!」
ヨー「それに、元はといえば俺たちがうかつに外で話しちまったのが悪ィんだからよ!」
ヨー「……そこの坊ちゃんも悪かったな。見たところ、ろくに戦ったこともねえんだろ?」
?(セオドア)「……。」
ヨー「いいってことよ!坊ちゃんをこの船に乗せた原因は俺たちだからな。出来る限りは守ってやるよ!」
?(セオドア)「……!……どうして……、」
ヨー「おっと、ここでのんびりしている暇はねえ!癒術士の坊ちゃん、頼むぜ!」

ジェネペペ「ミルルル……!」
ソロ「ひいいい~!」
メティエ「オイ、ソロ!しっかり船を動かしやがれ。海軍に嗅ぎつけられる前に、この海域を離れるぞ!」
ソロ「ア、アイアイサー!」
ジェネペペ「ミルルル!」
メティエ「チッ、キリがねえな。船長はまたお休みモードに入っちまったみてえだしよォ!」
ジェネペペ「ミルル……!?」
メティエ「ン?」
ヨー「メティエ姐さん!」
メティエ「ヨー、テメェ、ネズミ見張ってろって言っただろうが!」
ヨー「す、すいません!でも、こいつら癒術士なんです!」
メティエ「……なるほど、道理で。」
メティエ「それで?そこの坊ちゃんがありがたくもモンスターを癒してくれるって?」
ユウ「……!そ、それが俺の仕事ですから……、」
メティエ「……。」
メティエ「ふん、まあいい。好きにしな。」
メティエ「ただし、せいぜいあたしの邪魔はしてくれるなよ!」
ジェネペペ「ミルルルルッ!」

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